D-LOGSS
算数の問題、国語の問題、物理の問題、経済原論、ポートフォリオ、人間工学等、多種多様な課題に立ち向かうために必要となる能力の構築、これがD-LOGSSが目指すものです。算数パズルや空間図形問題、条件論理公式演習…このような問題を漫然と解き進め解法パターンを身につけることが目的ではありません。空間把握(空間イメージ)、仮説条件(仮説・条件・論理イメージ)、算数MAX(数量イメージ)というように、D-LOGSSのプログラムは「イメージ」という言葉が冠されています。
この「イメージ」こそがD-LOGSSのキーワードです。
算数MAXとは?
算数は具象化(具体的にイメージすること)ができる分野ですが、数学へと発展させていくにつれ、抽象化された(マイナスや無理数の概念、微積分などの)分野が対象になっていきます。まず、具象化するための良質なプログラムである中学受験算数だからこそ、今後の中学・高校の理系科目における必要不可欠なものとして位置づけられており、中学受験においても算数が重要視されるのはそのためです。D-LOGSS算数MAXの最大のポイントは、「『量感イメージ』を中心に鍛えるプログラム」であることです。「量感(量的感覚)」は、数を数えることから、物事を論理的に考えることまで、一番重要なセンスです。
算数は公式を覚え演習を重ねることで強化するものではありません。まず、具体的イメージから入り、具体的思考につなげることが、算数本来の学習方法です。
「量感イメージ」を鍛え、センスを育成することで、算数本来の楽しさを体感しましょう!
パズル道場との併用で効果倍増
D-LOGSS算数MAXは、パズル道場の理論をさらに中学受験算数の分野に特化して構成されています。D-LOGSS算数MAXでは、パズル道場で育成された「空間把握能力」と「仮説思考力」を最大限に発揮することで、本来の算数の正しい捉え方を学習することができます。「量感」で解く算数と「計算」で解く算数の大きな違い
D-LOGSS算数MAXは「量感イメージ」で解く算数と位置付けています。特に、割合・速さ・比の文章題などで差がつく理由はこの「量感イメージ」ができているかいないか。算数において、文章題の問題などで大きく異なる解答を導き出してしまうのは、この「量感イメージ」ができていない場合がほとんどです。(多くの例は、文章題から得る数字のみで計算式を考えてしまうということが原因となっています)
また、「計算」が速い子どもは算数ができるか。「計算」が速いに越したことはありませんが、「計算」が速い子どもは「計算」が速いに過ぎません。思考と計算は全く異なります。算数は思考なしに解答を導き出すことはできません。
算数という科目が何をすべきかをパズル道場とD-LOGSS算数MAXで正しく理解し、正しい方法論で身につけましょう。
量感イメージで正しい算数の理解を!
学年単位で学習する算数は、低学年・中学年では計算中心であり、高学年になるにつれ、文章題が増えていきます。それに比例するかのように、算数に苦手意識を持つ子どもたちが増えていきます。まさに、算数=計算力に主眼を置いた結果と言えます。D-LOGSS算数MAXは、常に「量感イメージ」を持たせるトレーニングプログラムです。つまり、計算スピードは後から強化できるテクニック的なものであり、その前に算数の在り方そのものを子どもたちに学んでほしいというのが一番のねらいでもあります。筆算や線分図・面積図などは算数に取り組む上でのツールであることは絶対に忘れてはいけません。当然のことながら文章題が何を意図しているか、何が問われているかということそのものを理解する必要があります。
本物の学力・算数の本来の楽しさをD-LOGSS算数MAXで十二分に味わいましょう。
D-LOGSS空間把握とは?
D-LOGSS空間把握は、パズル道場の「立体図形」「平面図形」に該当しますが、パズル道場の大きな柱の1つである「空間把握能力」の育成に特化・具象化したプログラムです。このD-LOGSS空間把握は全国の中学生・高校生~公務員試験対策用として、利用されています。つまり、この「空間把握能力」の育成が、将来の「問題解決能力」に欠かせないものであることは実証されています。
特に、イメージ化能力(頭の中だけで考える能力)は、この空間イメージによって累乗的に膨らんでいきます。より立体的な図形を頭の中だけで、「移動」・「分解」・「合成」といった作業を行うことができるよう、緻密な理論によって構成されたカリキュラムで、「空間把握能力」を格段に引き上げていきます。
マスターコースの「ゴールド」とアドバンスコースの「算数強化コースⅠ」ではカリキュラムに一部組み込まれていますが、短期ではなく継続的に受講するとさらに飛躍的に発揮します。
段階に応じた確かな育成プログラム
「空間把握能力」を決定づけているのは、見えるか見えないか。しかし、従来の算数の学習だけでは、見抜くことが非常に難しいと言えます。また、この「空間把握能力」は算数以外の科目でも非常にキーポイントとなる能力であるにもかかわらず、これを育成するための学習プログラムはありませんでした。D-LOGSS空間把握では、この「空間把握能力」を確かな理論と正しい方法論で育成することにより、より確かな理解力を身につけます。
まず、視野拡大のトレーニングからはじまり、平面での分解・移動・合成イメージを強化し、立体での分解・移動・合成イメージにつなげていきます。
そして、頭の中だけでイメージできるレベルをマスターし、イメージ化能力を高めていきます。最終的には算数の図形イメージだけにとらわれない総合的な「空間把握能力」を高めていきます。
正確性&時間短縮&確かな理解
D-LOGSS空間把握では、学習項目全てに目標時間・制限時間が設けられています。また、添削に関して、正確性を優先した採点基準になるため、確かな理解の積み重ねによって、育成されていきます。空間把握能力も運動能力(一般的には運動神経と言われる能力)と同じように正しい育成方法で学習すれば誰もが強化できる分野です。先天的に能力が高い人もいるのも事実ですが、このD-LOGSS空間把握で扱う学習プログラムは誰もが育成できるスモールステップのプログラムとなっています。
正しく理解し、正確に、そして、早く解答に結びつけることができれば、より深い理解につながることは間違いありません。センスそのものを育成することによって、様々な能力を引き出せるチャンスも広がっていきます。

D-LOGSS仮説思考とは?
「D-LOGSS仮説条件」は、「パズル道場」の数・推理・条件整理と「天最パズル(天下無敵最強パズル)」を輩出したプログラムで、パズル道場の大きな柱の1つである「仮説思考力」の育成に特化・具象化したプログラムです。この「D-LOGSS仮説条件」も「D-LOGSS空間把握」と同様、全国の中学生・高校生~公務員試験対策用として、利用されています。特に、この「D-LOGSS仮説条件」で育成される仮説思考力は社会に出たときに最も必要とされている能力の一つです。
物事に粘り強く取り組む姿勢を育成し、さらに、様々な問題に対しての問題解決能力や危機回避能力の基盤となる能力を育成していくためには、特に算数パズルが有効であることが分かっています。そのため、就職時の試験や公務員試験などには多くの中学受験算数や算数パズルが出題されています。
数的処理・推理・条件整理の問題を通じて、自分の戦略をじっくり考え、様々なプロセスを導き出します。
段階に応じた確かな育成プログラム
「仮説思考力」とは。問題に直面したときに自分の戦略をいかに導き出すか、また、いろいろな戦略を導き出せるか。そして、その戦略が方向性として間違っていないかの仮説を立て、検証をしていく力をここでは「仮説思考力」と言っています。社会に出たときに必要な能力のうちの一つであり、生きていく上での知恵を膨らませるためのセンスでもあります。問題に対していくつかの仮説を立てることも必要ですが、まずは無意識にいくつかの戦略を立てられるセンスを身に付けることが先決です。
stageもスモールステップとなっており、少しずつ難易度が上がっていきますが、「パズル道場」や「D-LOGSS空間把握」と異なる点はまずは時間をじっくりかける問題であるという点です。